
千葉工業大学工学部応用化学科
小浦研究室へようこそ!
教授:小浦節子
研究室は6期生を迎え、13名の大学院生と12名の学部生とともに、いろいろなことに挑戦しています。研究のコンセプトは、“持続可能性(Sustainability)”です。未来の子供たちにきれいな環境と安心して豊かな生活をつづけることのできる技術開発の研究に携わりたいと考え、次の3つを対象とした、環境とエネルギーに関する研究テーマに取り組んでいます。
1) 人間の生命・身体の安全に不可欠な水と食の研究
2) 生活に欠かせない大切な資源に関する研究
3) CO2排出を抑制し低コスト化に寄与できるエネルギーに関する研究
水と食の研究では、ナノサイズのガスが長時間水の中で安定に存在するウルトラファインバブル (UFB) 水に着目し、食物の成長や甲殻類の成長との関連について研究を進めています。酸素ガスを取り込んだO2-UFB水を利用するとスプラウト、トマト、稲などの発芽率や苗の成長速度が促進されること、甲殻類の一例としたザリガニの成長も促進されることなどが明らかとなりました。影響のあることがわかりましたので、それらのメカニズムを解明するのが現在の課題です。
資源に関する研究では、レアメタルのリサイクルを可能とすべく、イオン液体を用いたチタン (Ti) やタングステン (W) の溶解析出の研究を進めています。それと同時に、アルミニウムの電気めっきと無電解めっきも引き続き検討しています。
エネルギーに関する研究は、Alを負極とした二次電池、グラフェンを用いた熱電発電、導電性高分子を利用した太陽電池、植物発電、さらには配向性を持たせた超電導薄膜の研究など、多岐に渡ります。特に、熱などの環境に存在する未利用のエネルギーを簡単に電気エネルギーに変換してすぐに利用できるようなエネルギーデバイスの実現が夢です。
そして、このコロナ禍にあって思うことは、実際の実験と並行して理論計算やビッグデータを利用したAI活用型の研究をいかにうまく応用していくか、知恵を絞っていきたいと考えています。
2021.9.27 Setsuko Koura
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